第49回CDA2次試験当日の話
事実上、最後のCDA試験である第49回CDA資格認定2次試験は、2016年2月27日(土)、2月28日(日)の両日で行われました。
名古屋の試験会場は、前回同様、
ダイテックサカエでしたので、気持ちに少しゆとりはあります。
そこで、私は、
「寸前ロープレ」
という勉強会を同じく栄の会議室を借りて
実施しました。
これは、前回の反省として、
せっかく各種ロープレ勉強会にて学びを得ても
試験のタイミングでは忘れてしまう・・・
という決定的な弱点があったため、
3名ぐらいで集まって
- カウンセラーモードになる
- 口を慣らす
- 学びを思い出す
あたりを目的に試験当日の午前中に
「寸前ロープレ」を実施しよう!
ということで、養成講座のクラスメイトに
参加を呼び掛けたところ、
参加者は・・・
9名!!!
みんな求めていたんですね(^^;
結局、3グループに分かれて
- CDA役
- クライエント役
- オブザーバー役
とフルラインナップで、ひとりずつ役をこなした後は
土曜日の午前中の試験の者を送り出し
残ったメンバーでお昼ご飯を食べ、
試験時間まではそれぞれ過ごすこととしました。
この寸前ロープレ参加者の合格率は後ほどお伝えするとして
正直言ってこの「寸前ロープレ」はお勧めです。
理由はいろいろありますが、やっぱり
- 口を慣らしておく
のは重要かと思います。
そして、私は、試験会場の近くのスタバで
これまでの自分のベストロープレを聴いたり
基本的な傾聴のスタンスを再度自分に理解させたりして
16:10の試験時間まで過ごしました。
試験は、前回と変わり、
前半組と後半組に分かれることはなく、
受験者7名が全員前半組として
各クライエントと試験官の待つ、
フロアへ連れていかれました。
そこで見たものは、前回同様に
全員女性クライエントが待つ風景でした。
わたしは、フロア中ほどの「4」の部屋に入り、
受験番号と名前を申し伝え、ロープレ試験はスタートしました。
内容は、
- 60歳の女性クライエント
- 30年ぶりにパートで働いた
- ファミレスで働いている
- 店舗のフロア長が冷たい
- 自分は接客を重視しているが、フロア長は合理性を重視
- 自分は間違っているのか・・・
主には、このような訴えでしたので、
私は、前回の勉強会で学んだ
ネガティブな話 < ポジティブな話
を思い出し、悩みを聴くのではなく、
接客に対するクライエントの思い入れや
接客の成功事例を序盤に聞いていきました。
それが功を奏してか、クライエントは感情豊かに
身振り手振りで自分の思いを語ってくれたので、
前半は非常に良い雰囲気で話をすることができました。
ただ、後半については、
現状を再度、確認しようと
店舗やフロア長とのことを聴いていったが、
なかなか、主訴につながるような話ができなかったのは
心残りではありました。
しかし、全体的には感情豊かにお話をしていただいたので
ある程度の手応えをつかむことはできました。
また口頭試問においても
よくできた事として、
「クライエントの感情を引き出すことができた」
という回答には試験官も満足気な表情をしていたと思います。
そんな形で、自身にとって2回目のCDA2次試験は終了いたしました。
つづく
第49回CDA資格認定2次試験に向けての勉強
見事にというか、予想通り前回の第48回CDA資格認定2次試験を不合格になった自分は、次の試験に向けて奮起していたかと言うと全くそういう気分になれず、なかなかモチベーションが上がらない状態が続いていました。
それもこれも全ては
「不合格者への講評」に記載されていた
面談の基本を学んでみてください・・・
というフレーズでした。
正直に言うと、自分の中では2次試験の予定は・・・
- 最初の試験は落ちる
- 「あと少し」という講評をもらう
- 「あと少し」をばねにして勉強に励む
- 準備万端で2回目の試験に臨む
- 2回目の試験で合格する
というスケジュールでいましたが、
2.「あと少し」という講評ではなく、
X.「基本を学んでみてください」という講評だった
そのため、予定は大幅に変わり、2回目で受かるのか?という恐怖でモチベーションが上がるどころか、勉強会にすら行きたくない!という気分になっていました。ただし、そうは言っても試験は受けなければなりませんので、気持ちを切り替えました。
その切り替えた内容は・・・
前提
- 今回の第49回の試験でCDAとしての試験は終了する
- 次回の試験からはキャリアコンサルタント国家資格を兼ねる
- 次回の試験内容は全く分からず変わる可能性もある
という前提をもとにすると普通は
- 最後だから今までの努力をムダにできない!
- 試験内容が変わる可能性があるのは困るからなんとか今回受かる!
- 一緒に勉強した仲間と今回受かりたい!
などの気持ちになるところですが、
自分の場合の切り替え方は・・・
- 49回に落ちても第1回の国家試験を経験できる
- 国家試験の経験を勉強会として商売にできるかも
- 国家試験に受かってこそ国家資格ホルダーだ!
という、ネガティブなのかポジティブなのかわからない切り替え方でなんとか前向き?になりようやく勉強会にも行き始めました・・・
ただし、そんな次回への試験への思いも馳せた気持ちで勉強会に参加しても良いロールプレイングができるはずもなく、なかなか結果がでない日々が続いており焦燥感が募る一方でした。
特に今回の49回の試験は48回とのインターバルが短く、スキルをじっくりと上げる時間はさほどなかったのが実感です。そんなそうこうしている間に、最後の勉強会に参加した際にアドバイザリーの方から言われた言葉がその後のロールプレイングを変えました。
「クライエントは悩みばかり話したくはない」
「嫌な思い出ばかりを聞かれると鬱陶しくなる」
「人間としてやりがいや前向きな話もしたい」
とのことでした。
まさにそうですよね。
ついつい問題点や課題を見つけようとカウンセラー役になると悩みを掘り下げようと嫌な思い出ばかりを聞きたくなるけど、それはカウンセラーが聞きたいことであって、クライエントの全てを無条件に受け入れ傾聴するという前提のもとに立てば、クライエントが話したいことを聴くことが必要になるので当然のことですよね。
その後のロールプレイングでは上記のことを頭に入れて実施したところ、上手くいき、最後の最後で少し自信を取り戻し、2次試験に臨むことができました。
つづく
第48回CDA資格認定2次試験 結果発表
2015年12月20日(日)の2次試験から年を越しましてやってまいりました2016年1月7日・・・
そうです。結果発表の日でございます。
ただし、1月7日は結果が「発送」される日というだけで、実際に結果が判るのは翌8日以降なんですね。でもJCDAのホームページは合格率は出ますのである程度の雰囲気はつかめるハズ!と思い、おそるおそる合格率を見てみたところ・・・
◆受験者数 1243名
◆合格者数 505名
◆合格率 40.6%
40.6・・・
前回の47回が40.3%だったから数字上はあがってはいますが、誤差の範囲です。自分としては国家資格前のご祝儀合格でも受からないと思っていたので、この数値はさすがに合格を諦める数字となりました。
そして、運命の1月8日・・・
夕方あたりから養成講座のクラスLINEには
「合格しました(^o^)丿」
「不合格でした(>_<)」
といった報告が上がり始めました
そのなかで、自分は意外な方法で合否を知ることとなりました。
実は、CDAの2次試験は、郵便物の大きさで合否がわかるというのです。
ちなみに
合格・・・手続き書類が入った大きな封筒
不合格・・不合格案内が入った小さな封筒
ということになっています。
ですから、封筒を見れば、
一発で、合格か不合格が判るわけです。
それで合否を知った方法は
なにかと言いますと
これだ!1.2.3! ←古っww
という家内からのメールでした。
モザイクをかけているところが住所と名前ですが、どう寸法を見直してもA4の資料が入る大きな封筒ではありませんでした。これで一途の望みでつないでいた合格への希望も途切れてしまいました・・・
その後、自宅に帰り改めて結果通知を見てみましたが、
やっぱり小さかったです・・・
で、中にはさらに不合格に追い打ちをかけるモノが入っていました。
「不合格者への講評」
という書類で2次試験の不合格ポイントが記載されています。それは添付のような内容でした。
今後の課題
- 主訴、問題の把握
- 自己探索の支援
- 振り返り
と重要なところがまるで駄目でした。
しかもその下の試験委員からのコメントはさらに手厳しいものでした。
- 面談に対して間違った思い込み
- もう一度初心に戻って面談の基本を学んでみてください
面談の基本を学んでみてください・・・
どちらかというと、人の話は聞かない方だし、他人に対して興味がある方ではないけれど、勉強会でのロープレでもクライエントの方に「意味の出現」まで出来ました!とカウンセリングを褒めていただいたこともあって、「もしかしたら・・・」という思いもあったけど、現実はさすがに厳しかったですね。
2次試験は簡単ではない。という思いもあったので、なんとか2回目ぐらいには合格したいなぁ。という思いはありましたが、
面談の基本を学んでみてください・・・
このフレーズはさずがに堪えました・・・
まず、脳裏をよぎったのは2回目どころか3回目あたりでも難しいのでは・・・という気持ちになり、相当弱気になってしまいました。
正直に言って、
「よし!49回に向けて再スタートを切るぞ」
という気分になれなかったのは本当のところです。
そんな気分でしたので、なかなか次の試験に向けた勉強会に足を運ぶことができませんでした・・・
つづく
第48回CDA資格認定2次試験当日(その③)
試験直前にクライエント役から渡された概要書には下記の内容が記載してありました。
- 佐藤玲子(46歳)
- 72歳の母と同居
- 総務課長
(母と同居・・・介護系かなぁ~)
と思っているうちに試験は開始されました。
クライエントの相談内容は以下の通りになります。
部下に指示をしてもやる気になって働いてくれない
という内容でした。
それに対する自分の「かかわり」は
Q.具体的にはどのような指示を出したのか
Q.注意はしたのか
Q.注意した時の反応はどうだったのか
Q.それに対してはどのような対応をしたのか
Q.今後はどのように対応をしていくのか
といった内容で、クライエントと部下の「今」に焦点をあてて関わりをしていきました。ただ、クライエントの反応はどの質問に対してもピンときている様子はなく、もちろん「経験の再現も」「意味の出現」もなく、なんとなく時間は過ぎていきました。
反対にいわゆる、質問につまってしまってどうしたらよいか焦ってしまう。ということはなく、また傾聴や非言語については比較的落ち着いて実施できた。という客観的な印象はありましたが、いずれにしても「手応えは全くない」という状況で、10分間が経過したピピピッというアラームが鳴り、
「それではインテーク面談を終了してください」
という試験官の声で10分間の試験時間は終了しました。
そして、それと同時にクライエント役(兼笑顔の受付係)はスッと席を立って退室していきました。
そしてここからは試験の一部である口頭試問です。
主な口頭試問は下記の通りになります。
- 来談目的はなんだと思うか
- 今回、良かった点と悪かった点はなにか?
- 主訴はなんだと思うか
- 今後の展開はどのようにしていくか
- 相談者は部下教育に対してどのように取り組むタイプか
- CDA資格を取得したらどのように活用するか
以上が主な試問になります。
主な・・・と記載したのは、
2.良かった点 と 5.どんなタイプか
という試問に対しては、自分からの回答に対して、再度質問が繰り返されるなど意外な展開もありました。
ですから口頭試問においても、ひとつひとつ丁寧に間違いのないことを回答する必要があります。そうしないとボロがでますので・・・
いずれにしても、予想よりも口頭試問の設問の数が多いことと、「突っ込みがあるんだぁ~」ということが意外でイメージよりも相当長かった印象です。
新卒採用面接を10年以上やっていた立場からすると、合否ギリギリの受験生ほど見極めをする時間として最後の質問の時間で吟味することが良くありますので、今回の試験の手応えとしては、「口頭試問が長かった」というぐらいになります・・・
そして
「以上で、本日の試験は終了となります」
との試験官の締めのセリフで本日の試験は終了しました。
退室すると先ほど、自分を苦しめた(←本音www)クライエント役兼笑顔の受付係が「笑顔の受付係」に戻り、エレベーターまでいざなってもらいました。
1階に降りると、同じ時間で受験した仲間と会いお互いが「誰かと何かを話さないと家に帰れない」という状態になっていたため、どちらが誘うこともなく近くのコ〇ダコーヒーに行き、3時間を共に過ごしました。
↑と書くと非常に意味深ですが(笑)、他の受験生もだいたいこんな状況だったらしいので、反省会は必要ですので、とにかく受験日は1日空けておくとよいかと思います。
そんな風にして12月20日(日)は街のクリスマスムードとは裏腹になんとなく重いムードで終えていき、年明け1月8日の合格発表を待つのでありました。
つづく
第48回CDA資格認定2次試験当日(その②)
試験の案内係りに連れられて待合会場の6階から試験会場の7階に上がった自分が見た光景は、想像していた試験会場とはかけ離れたものでした。
想像していた試験会場は・・・
- 無機質な待合イス
- 無愛想な試験説明係
- 無口で時間を待つ受験生
というイメージをしていましたが、
実際の試験会場は・・・
個室にひとりずつ女性の案内の方がいて、
「②番目のお部屋はこちらで~す」
「⑥番目のお部屋は奥になりま~す」
と、笑顔で受験生をいざなってくれるわけなんです。
それはまさに感じの良い「風〇」のよう・・・
スミマセン・・・
やめておきます・・・
いずれにしてもそんな事前のイメージとは相当異なる光景にも、リラックスした雰囲気で、個室の前に置かれた椅子に座ると、試験会場の自分の担当の案内係の方は
「それでは中の確認をしてきますね~」
と笑顔で試験が開催される個室に入っていきました。そして30秒もしないうちに出て来られ、
「どうぞ、中にお入りください」
と自分を促していただきました。
そこには、事前の勉強会で聞いていた
- 机の向こう側の試験官2名
- 試験官と受験生を隔てる床の線が1本
- 試験官と正対したCDAとクライエントのイスが2つ
と、事前情報と寸分違わない光景が広がっていました。
ただしフッと右横を見ると想定外の光景がありました。
さきほどまで笑顔で振る舞っていた案内係の方が、深刻そうなお顔で立っていらっしゃいました・・・
(((((((( ;゚Д゚))))))))
(あれ?この案内係の人が、クライエント役なんだ・・・)
全くノーマークでした。
てっきり個室の中にクライエント役は別でスタンバイしているもんだと思っていたし、直前とはいえ受験生と試験前に顔を合わせるとは思っていなかったし、しかもさっきまであんなに笑顔でいたのに、今はやけにつまんなそうにしているし・・・
にしても、
案内係 = クライエント役
ということはクライエント役は全員女性なんだ!
なんかもういろいろ動揺しました。
試験前はほとんど緊張はしていなかったですが、想定外も相まって急に緊張してきてしまいました。
ただ、もう、後には引き返せません!
カバンを脇にある机のうえに置いてから、試験番号を伝えました。
「試験番号N‐〇〇〇〇〇〇の▲▲▲▲と申します!」
「よろしくお願いいたします」
(よし、よし、なかなか感じよくできたぞ)
仕事で新卒の面接官を10年以上やってきたので、感じよく自己紹介するぐらいはわけはありません。
そして試験官に促され、左側にあるCDAのイスに座りました。
もちろんクライエント役は右側のイスに座っていました。
そして、下記のような案内が右側に座る試験官からお話がありました。
- それでは今から50分間のインテーク面談のうちの最初の10分間を実施していただきます
- インフォームド・コンセントは終了しているものとして始めてください
- イスの位置をこの後変更してください
- クライエント情報をボードにはさんでお渡ししますのでご確認ください
とそんな感じだったかと思います。
そして、
- イスの位置を変更し
- イスの位置をクライエント役に確認し
- クライエント役からもらったクライエント役情報を確認し
「それでは10分間のインテーク面談を始めてください」
のかけ声で試験ははじまりました。
つづく
第48回CDA資格認定2次試験当日(その①)
ご存知の通り2次試験は2日間あり、
第48回は12月19日(土)と20日(日)でしたが、
自分の試験は12月20日(日)14:10より開始されました。
ちなみにこの2日間は自分で選択することはできませんので、2日間は事前に空けておかないといけません。
会場について
会場はダイテックサカエといって、広小路通り沿いの地下鉄栄駅からほど近いビルになります。1階にはブルーノート名古屋というライブハウスがあり、当日もライブの開演を待つ人々で入口が溢れており、ちょっとビビりました・・・また近くにはスタバやコメダもあるので、時間調整や試験のイメージトレーニングなどの場所には事欠かないので、そういった意味でも好立地と言えると思います。
集合室について
上記写真にも記載通り、集合室への入室は集合場所の5分前からとなります。(←これは厳守です)。かといって集合のフロアへ行くことが禁止されているわけではないだろうと思い、14時にエレベータを上がっていくと案内係の方から
「14時10分試験の方はこちらでしばらくお待ちください。」
と言われ、フロアの廊下で少し待っていました。
ここで養成講座の同期や、勉強会などで会った馴染みの受験生と顔を合わせることができ、少し緊張感も取れました。ですからおススメとしては、試験会場のフロアには10分ぐらい前に行ってトイレに行ったり、仲間と少し雑談したりしてリラックスするのが良いかと思います。
そうこうしているうちに、集合室への案内があり、係りの方により部屋へ通されました。
部屋の中での注意事項は以下の通りです。
- スマホを含む電子機器はさわらない
- 受験生同士などでお話をしない
- 試験が終わるまでは試験内容は公開しない
- 試験会場では、受験番号と名前を言う
- 試験会場では、試験官の案内に従う
- 受験生は2班に分かれて、前半組は先に試験会場に行き、後半組は集合室で待つ
など、基本的な案内がありました。
さて、ここでポイントが2つあります。
まず1つ目
受験生は2班に分かれて、前半組は先に試験会場に行き、後半組は集合室で待つ
ですが、今回の14:10からの受験生は総勢12名でした。つまり前半組6名、後半組6名に分かれて受験をするということになります。もちろん「前半」「後半」は自分では選べませんので、それぞれの組で呼ばれるのを待つしかありません。そして自分はどちらだったかと言うと・・・
「後半組」でした(-。-)y-゜゜゜
どちらが良いかはわかりせんが、なんとなく前半はせわしないので、「後半で良かった・・・」と、心の中ではホッとしていたのが正直なところです。
で、もちろん「前半組」の試験が終わるまで待っていないといけませんから、試験までの約25分程度、何をして待っていたかというと・・・
- ボーッとしていました
- ちょっと寝ていました
- なんとなくロープレの大事なことを思い出していました
になります。
自分の場合は緊張もせずになんとなく過ごしてしまいましたが、人によっては案内係がじっとこちらを見つめたままの部屋で何もせずに待っていては、緊張感が高まってしょうがないと思うので、一概に「後半」が良いとはいえませんね。
そして、
ここで2つ目のポイントです。
実は、これは同期の受験者に聞いた話ですが、
その受験者は、「後半組」として待っている間、自分のノートを見てロープレのイメージトレーニングをしていたよ。と言うのです。
「はあ?そんなのありか?」
と、思いましたが、確かに先ほどの6つの注意事項には待っている間に試験勉強をしてはいけないとは言われませんでした。ですからそこで、スマホを出して勉強したり、ICレコーダーで逐語録を聞いたりすることは無理でしょうが、ノートを見ながら勉強することはなんら問題はないようです。ですから、何もせずに待つよりは今までの苦労を振り返りながらノートでも見るのは精神的には良いかもしれませんね。
そんなこんなで、
時間も25分を過ぎたところで、
案内係の方から
「それでは後半の皆様を試験会場にご案内いたします」
「いまから名前を呼び上げますので、その順番に廊下にお並びください」
とお話がありました。
(さて、いよいよだな・・・)
さすがにこの頃には緊張感が高まってきましたが、それでも2番目に呼ばれた自分は廊下に並んでいる最中にも持参したペットボトルのお茶を一口飲む余裕はありました。
そして案内係の方から
「それでは上の階に参りますので、みなさん一緒にエレベーターに乗ってください」
と言われ、案内係の方と受験者6名は6階から7階へ行くエレベーターに乗り込み、試験への思いを馳せるまもなくエレベーターはあっという間に7階に着きました。そしてエレベーターの扉が開いて見えた受験会場は想像を超えた風景が広がっていました。
つづく
CDA 2次試験対策 勉強会@名古屋を振り返る
~第48回CAD資格認定2次試験を振り返る~
前回までは、CDA取得の養成講座を開催している日本マンパワーが主催する「トレーニングジム」と「エクササイズコース」へ参加した際の内容を振り返りました。
今回のブログでは各団体が実施している勉強会に少しばかり参加してきましたのでそちらをご紹介したいと思います。
私が2015年12月20日の2次試験にむけて参加した勉強会は下記の3つの団体になります。
- レディネス勉強会
- キャリアコンサルティングトレーニング
- 気づく会
以上になります。
それではそれぞれ紹介していきます。
レディネス勉強会
主催はNPO法人プライムチョイス
料金は1,000~2,000円/1回
こちらの特長は「レディネス勉強会」と「直前勉強会」と「振り返り勉強会」の3種類があります。
メインの「レディネス勉強会」は6回の構成になっており、徐々にCDAになるための準備ができるという手順になっています。内容はロープレばかりではなく、どちらかというとCDAやカウンセリングを体系的に教えてくれるので、CDAになった後も役に立つ中身になっている。そのため参加は6回すべてに参加することが一番効果的です。
※私は1回参加すれば良い!と勘違いして1回のみの参加でした・・・
次に「直前勉強会」ですが、こちらは基本的にはロープレのみを実施する内容になっております。時間は朝から夕方まで実施しましたが、ロープレは2回のみで「ロープレをやりまくるぞ!」という方には物足りないかもしれません。ただし、ロープレは数多く観察することはできますので、「他人の良いカウンセリングを学ぶ」という機会としては良いと思います。
最後に「振り返り勉強会」ですが、こちらは試験が終わったあとに実施する勉強会で受験生がそれぞれの試験内容を持ち寄って、ロープレを振り返るという内容になります。実は、私はこの勉強会は参加したことがないのですが、参加者に聞いてみると試験では気づかなかった点が腹落ちした!(ゴルフラウンドの後のゴルフの練習みたい?!)という感想が多かったので、試験前の方が受けるのも効果的かと思います。
キャリアコンサルティングトレーニング
主催はNPO法人のキャリアデザインフォーラム
料金は2,000円/1日
こちらの勉強会は、1回の試験に対して1回しか開催されないので、結論としては是非参加されることをお勧めます。特長としては養成講座の先生がコーディネーターとして参加されるので、他の勉強会では余裕を醸し出しているCDAホルダーも、この勉強会では緊張感たっぷりです(笑)その分と言っては失礼ですが、CDAの試験官役もレベルは高かった印象があります。また他の勉強会でも実施する「代表ロープレ」のクライエント役がCDAの方でそれを振り返るにもいろんな示唆を提供していただけるので、それに参加するだけでも価値はあります。ただし、参加の案内が広く展開されないうちに席が埋まってしまいますので、アンテナを張っておく必要があります。
気づく会
主催はキャリアプログラム”N”
料金は500~1,000円/1回
1回の試験に対して5~6回勉強会があり、すべて「ロープレを実践する!」というテーマで構成されています。また他の勉強会は土日祝に開催されていますが、こちらは一部を除き、平日の夜に開催されているので仕事帰りにも参加できるのがメリットです。内容は平日夜はとにかくロープレを繰り返し、1度開催される土曜日勉強会では、「代表ロープレ」+「各自ロープレ」+「懇親会」というコースがディフォルトで懇親会に参加すると2次試験に合格する!という都市伝説もあります(笑)体系的な話しは基本的にはないので、日本マンパワーのトレーニングジムあたりを受講してから、勉強会に参加するのが良いと思います。
全体所感
名古屋のCDA勉強会はハッキリ言って安いです。大阪あたりだと8,000円!ぐらいするとのことですから、全部参加しても良いかと思います。またこれは良くも悪くも(笑)ということですが、参加するCDAホルダーの方が全ての勉強会に参加されていることも多く、それにより同じCDAばかりに講評を聞く。ということが稀に発生します。内容が効果的であれば良いのですが、マッチングが悪いとドツボにはまってしまうので、戦略的にCDAを変えながらロープレを実施するのが良いと思います。
いずれにしても主催者やCDAのみなさんはボランティアレベルで開催していただいていますので、是非それに甘えて(笑)ロープレの経験を積んでいただくのが良いかと思います。
次回は第48回CAD資格認定2次試験当日のお話をいたします。
つづく