第48回CDA資格認定2次試験当日(その②)
試験の案内係りに連れられて待合会場の6階から試験会場の7階に上がった自分が見た光景は、想像していた試験会場とはかけ離れたものでした。
想像していた試験会場は・・・
- 無機質な待合イス
- 無愛想な試験説明係
- 無口で時間を待つ受験生
というイメージをしていましたが、
実際の試験会場は・・・
個室にひとりずつ女性の案内の方がいて、
「②番目のお部屋はこちらで~す」
「⑥番目のお部屋は奥になりま~す」
と、笑顔で受験生をいざなってくれるわけなんです。
それはまさに感じの良い「風〇」のよう・・・
スミマセン・・・
やめておきます・・・
いずれにしてもそんな事前のイメージとは相当異なる光景にも、リラックスした雰囲気で、個室の前に置かれた椅子に座ると、試験会場の自分の担当の案内係の方は
「それでは中の確認をしてきますね~」
と笑顔で試験が開催される個室に入っていきました。そして30秒もしないうちに出て来られ、
「どうぞ、中にお入りください」
と自分を促していただきました。
そこには、事前の勉強会で聞いていた
- 机の向こう側の試験官2名
- 試験官と受験生を隔てる床の線が1本
- 試験官と正対したCDAとクライエントのイスが2つ
と、事前情報と寸分違わない光景が広がっていました。
ただしフッと右横を見ると想定外の光景がありました。
さきほどまで笑顔で振る舞っていた案内係の方が、深刻そうなお顔で立っていらっしゃいました・・・
(((((((( ;゚Д゚))))))))
(あれ?この案内係の人が、クライエント役なんだ・・・)
全くノーマークでした。
てっきり個室の中にクライエント役は別でスタンバイしているもんだと思っていたし、直前とはいえ受験生と試験前に顔を合わせるとは思っていなかったし、しかもさっきまであんなに笑顔でいたのに、今はやけにつまんなそうにしているし・・・
にしても、
案内係 = クライエント役
ということはクライエント役は全員女性なんだ!
なんかもういろいろ動揺しました。
試験前はほとんど緊張はしていなかったですが、想定外も相まって急に緊張してきてしまいました。
ただ、もう、後には引き返せません!
カバンを脇にある机のうえに置いてから、試験番号を伝えました。
「試験番号N‐〇〇〇〇〇〇の▲▲▲▲と申します!」
「よろしくお願いいたします」
(よし、よし、なかなか感じよくできたぞ)
仕事で新卒の面接官を10年以上やってきたので、感じよく自己紹介するぐらいはわけはありません。
そして試験官に促され、左側にあるCDAのイスに座りました。
もちろんクライエント役は右側のイスに座っていました。
そして、下記のような案内が右側に座る試験官からお話がありました。
- それでは今から50分間のインテーク面談のうちの最初の10分間を実施していただきます
- インフォームド・コンセントは終了しているものとして始めてください
- イスの位置をこの後変更してください
- クライエント情報をボードにはさんでお渡ししますのでご確認ください
とそんな感じだったかと思います。
そして、
- イスの位置を変更し
- イスの位置をクライエント役に確認し
- クライエント役からもらったクライエント役情報を確認し
「それでは10分間のインテーク面談を始めてください」
のかけ声で試験ははじまりました。
つづく