第48回CDA資格認定2次試験当日(その③)
試験直前にクライエント役から渡された概要書には下記の内容が記載してありました。
- 佐藤玲子(46歳)
- 72歳の母と同居
- 総務課長
(母と同居・・・介護系かなぁ~)
と思っているうちに試験は開始されました。
クライエントの相談内容は以下の通りになります。
部下に指示をしてもやる気になって働いてくれない
という内容でした。
それに対する自分の「かかわり」は
Q.具体的にはどのような指示を出したのか
Q.注意はしたのか
Q.注意した時の反応はどうだったのか
Q.それに対してはどのような対応をしたのか
Q.今後はどのように対応をしていくのか
といった内容で、クライエントと部下の「今」に焦点をあてて関わりをしていきました。ただ、クライエントの反応はどの質問に対してもピンときている様子はなく、もちろん「経験の再現も」「意味の出現」もなく、なんとなく時間は過ぎていきました。
反対にいわゆる、質問につまってしまってどうしたらよいか焦ってしまう。ということはなく、また傾聴や非言語については比較的落ち着いて実施できた。という客観的な印象はありましたが、いずれにしても「手応えは全くない」という状況で、10分間が経過したピピピッというアラームが鳴り、
「それではインテーク面談を終了してください」
という試験官の声で10分間の試験時間は終了しました。
そして、それと同時にクライエント役(兼笑顔の受付係)はスッと席を立って退室していきました。
そしてここからは試験の一部である口頭試問です。
主な口頭試問は下記の通りになります。
- 来談目的はなんだと思うか
- 今回、良かった点と悪かった点はなにか?
- 主訴はなんだと思うか
- 今後の展開はどのようにしていくか
- 相談者は部下教育に対してどのように取り組むタイプか
- CDA資格を取得したらどのように活用するか
以上が主な試問になります。
主な・・・と記載したのは、
2.良かった点 と 5.どんなタイプか
という試問に対しては、自分からの回答に対して、再度質問が繰り返されるなど意外な展開もありました。
ですから口頭試問においても、ひとつひとつ丁寧に間違いのないことを回答する必要があります。そうしないとボロがでますので・・・
いずれにしても、予想よりも口頭試問の設問の数が多いことと、「突っ込みがあるんだぁ~」ということが意外でイメージよりも相当長かった印象です。
新卒採用面接を10年以上やっていた立場からすると、合否ギリギリの受験生ほど見極めをする時間として最後の質問の時間で吟味することが良くありますので、今回の試験の手応えとしては、「口頭試問が長かった」というぐらいになります・・・
そして
「以上で、本日の試験は終了となります」
との試験官の締めのセリフで本日の試験は終了しました。
退室すると先ほど、自分を苦しめた(←本音www)クライエント役兼笑顔の受付係が「笑顔の受付係」に戻り、エレベーターまでいざなってもらいました。
1階に降りると、同じ時間で受験した仲間と会いお互いが「誰かと何かを話さないと家に帰れない」という状態になっていたため、どちらが誘うこともなく近くのコ〇ダコーヒーに行き、3時間を共に過ごしました。
↑と書くと非常に意味深ですが(笑)、他の受験生もだいたいこんな状況だったらしいので、反省会は必要ですので、とにかく受験日は1日空けておくとよいかと思います。
そんな風にして12月20日(日)は街のクリスマスムードとは裏腹になんとなく重いムードで終えていき、年明け1月8日の合格発表を待つのでありました。
つづく