キャリアリテラシーについて②(キャリアデザインとの親和性)
まず今回はキャリアドリフト理論を改めて確認します。
「キャリアドリフト」とは、自分のキャリアについて大きな方向づけさえできていれば、人生の節目ごとに次のステップをしっかりとデザインするだけでいい、節目と節目の間は偶然の出会いや予期せぬ出来事をチャンスとして柔軟に受け止めるために、あえて状況に“流されるまま”でいることも必要だという考え方を言います。ドリフト(drift)とは「漂流する」という意味。kotobank.jp
という意味であります。
ただしこの理論を、流されるままキャリアをつくる。と短絡的で前向きに考える風潮もあります。
しかしキャリアドリフトには表裏一体の理論として
- キャリアデザイン
という理論があります。
それは
「キャリアデザイン」とは、自分の職業人生を自らの手で主体的に構想・設計=デザインすることです。自分の経験やスキル、性格、ライフスタイルなどを考慮した上で、実際の労働市場の状況なども勘案しながら、仕事を通じて実現したい将来像やそれに近づくプロセスを明確にすることが、キャリアデザインの要諦です。kotobank.jp
という意味であり、「自らの手で設計する」とあります。
つまり、‟キャリアデザイン”というしっかりとした土台をつくった後に、‟キャリアドリフト”を理解し、実行する。ということであれば問題はないですが、自分の努力を排除し、都合の良い‟キャリアドリフト”のみを尊重するという思考は到底受け入れられるものではありません。
それをふまえると、このブログの名前の由来は意味としては、キャリアデザインがあり、下記の公式がフィットするかと思います。
キャリアデザイン = キャリアリテラシー
それでは、なぜキャリアデザインではなく、キャリアリテラシーというブログ名にしたかと言うと・・・
キャリアデザイン
- デザインという言葉の意味が広すぎる
- 美術系のワードイメージがあり、センスが問われそう
- 抽象的でゴールイメージがわかりづらい
キャリアリテラシー
- 汎用的な言葉ではない
- 解釈の広がりがほぼ無く、「読み書き能力」でまとまっている
- 自分でコツコツと設計し、具体性がありそう
というイメージではありますが、‟人と異なる行動が人生の原動力”が私にとっては、迷うことなく、キャリアリテラシーという名前をブログ名にしました。
ちょっとカッコ良いですしね(笑)
つづく